この世に生を受けた瞬間から100年企業の後継として育ち
五代目社長として、数多くの失敗をしてきました。

当時の私の考えは、社員を皆幸せにするその一点においてのみ。
企業とは教育あるのみと信じて人づくりだけは徹底していました。
反面、自社の目的や企業価値・何より本業や業績よりも
将来に対する不安や焦りが募る日々…
人の幸せを願いながら、社員の心は私から離れていくばかり。
孤独と闘いながらも頑な経営者の私にはその解がわかりませんでした。

企業は一個人のおもちゃではありません。
企業とは一人ひとりの人間的成長・個人と個人の繋がり方・組織をなすことでの社会的貢献など、これらを通じて真に幸福を得るために誕生した人類の叡智の結晶です。企業を離れ独立し、多くの仲間との出会いや別れ、
人の温かさそして悲哀といった体験が私に教えてくれました。

いかにして社会に貢献する実業を起こすか。
いかにして実業を発展させるか。
実業を通じていかにして人間的成長を得るか。

エグゼクティブに課せられた責任は大きい。
しかしその重荷ゆえ得られる賞賛・歓喜、時に失敗や挫折の経験が
人生に鮮やかな彩りを増してゆくのです。

人生で起こることには、全て深い意味がある

どんなときにも真剣に組織を牽引しようと奮闘努力している方がいる。
決して孤独を恐れないで欲しいという願いを込め、貴方と向き合い貢献していく。
共に悩み　共に笑い　共に喜び　共に苦しみ　共に泣き

それがエグゼクティブ・バディという私の姿です